みなさん、こんにちは。
公認会計士YouTuberくろいです。
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目次
1.勉強していることを公言すべきか?
これは人それぞれ意見あることだと思いますが、私の意見を言うと
言うべき
です。
実際に私は周りの友人には言っていました。
そもそも私は大学でみんなが就活している中で、就活をやめて会計士になるために大学院に入るための勉強をしていました。
友人とは就活の話で「お前どこに決まった?」「俺はここにいく予定」とか自然にそう言う話題になるので、その流れで「俺は会計士になる」と言ってました。
友人に隠すのも変ですし。本音を隠して付き合うような上っ面な関係は友人と呼べないような気がします。
本音は隠していて実は会計士の勉強をしていたとか友人もいい思いもしないでしょう。
以下では、勉強していることを公言することのメリット・デメリットを整理していきます。
2.勉強を公言することのメリット・デメリット
勉強していることを公言すべき、というのが私の結論ですが、人によっては言うべきないという人もいます。
公言すべきか否かは自分で判断していただきたいので、言う事によるメリット、デメリットを整理してみました。
公言するメリット
・友人に隠し事をせずに本音で付き合える
・自分にプレッシャーをかけることができる
・周りの協力を得ることができる
・合格できれば有言実行でカッコイイ
公言するデメリット
・隠し事をするので友人関係が崩れる可能性
・合格できなかったときに恥ずかしい
・息抜きで遊んでいると少し後ろめたい
思いつく限りをあげてみました。
とある会計士の方は「努力は隠すもの」というお話をされていました。
一流の人は努力の過程は公表せずに結果成果を成し遂げている人が多いし、その方がカッコイイとのことです。
それをそのまま当てはめれば公言しないという選択肢が一流のやり方だと思います。
ただその会計士の方の真意は「過程ではなく成果だ」ということだと思います。
努力をアピールしてやった気になる人が多いからそんな人たちに警鐘を鳴らしただけであり、勉強することを公言する話とはまたちょっと違うように思います。
確かに努力をアピールしまくる人がいますが、結果を伴ってないと逆に恥ずかしいだけです。ただのかまってちゃんです。
そういう人はアピールだけして周りから褒められてやった気分になってますが、実際は何もやってない人が多い。
当然結果が出ないので、半年もすれば誰からも相手にされなくなり、心が折れて撤退する人がほとんどです。
過度な努力アピールはやめた方が良いと思います。
しかし、それでも私は「勉強していることは公言すべき」と思っている理由を以下でお話しします。
3.勉強していることを公言すべき理由
個人的に公言した方が良いと思っている理由をお話しします。
私が実際に勉強していることを公言した理由で、友人に隠し事したくない、というのもあるんですが、1番の理由は
自分にプレッシャーをかける
ことです。
公言すると、「合格しなきゃ」って思いますよね。
質問者さんは勉強始める前なので、「絶対合格するぞ」という意気込みがあると思いますが、
3ヶ月、半年、1年と勉強を続けてみてください。必ずどこかで諦めそうになります。
「なんで俺こんなことやってんだろう」
「ちょっとしんどすぎる」
「俺は向いてないのかもしれない」
「辞めれば楽になれる」
絶対にこれらのことがどこかで頭によぎります。
人間は楽をしたい方に流れて行きがちなので、退路があるとそこに逃げて行きがちです。
もし周りに公言してなかったらどうでしょう?
誰にも言ってないので会計士試験の勉強から撤退しても恥ずかしい思いをすることがないでしょう。
撤退するハードルがだいぶ下がっているのです。
そんなところに上記のようなネガティブな思考が頭をよぎると撤退の道を選択してしまうかもしれません。
「絶対に合格する」と思うなら、言えば良いじゃないでしょうか?
言わないってことは「ひょっとしたらやめるかもしれない・・・」とかいう甘い考えが残っている証拠だと思います。
「絶対に合格する」という思いと「公言しない」という行為はなんか矛盾している気がします。
そんな甘えは断ち切って、絶対合格する、と思うなら今すぐにでも宣言しましょう。
たとえですよ?合格できなかったとして恥ずかしいかもしれませんが、友人がそれをバカにするでしょうか?バカにしてきたとしたらそんな奴は友人じゃありませんよ。
「自分にプレッシャーをかける」以外にもメリットがあって、「周りの協力を得ることができる」ことも大きいと思います。
もし働きながら勉強する場合は、公言することは絶対に必要だと思います。
社会人で働きながら勉強するのはかなり大変です。勉強時間を確保することが絶対の条件になるのですが、そのためには定時退社をし続ける必要があります。
やはり日本は残業ありきで考えている会社が多いので、定時退社しにくいという風土の会社が多いと思います。
そんな中定時退社を続けるのは至難の技だと思うし、公言せずに定時退社を続けていたり、仕事が終わってないのに帰っていたら周りから冷たい目でみられるかもしれません。
やはり働いている場合は、上司に報告して業務量を調整してもらって定時退社させてもらえるように働きかけたり、同僚にもいって理解を得る必要があると思います。
また友人の中には頻繁に遊びに誘ってくる人もいるでしょうが、公言しないと意味なく断り続けることになるので向こうはイイ思いをしないでしょう。
「勉強があるから」と断われば、ちゃんとした理由にもなりますし、相手のためにも公言しておいた方が良いでしょう。
勉強していることが断る理由にならないなどと理解してくれないような輩とは付き合う必要はありません。今後もそいつは自分の人生の足を引っ張るような奴でしょうから。
4.まとめ
公言すべきか否かは自分の判断にお任せしますが、絶対に合格するという覚悟があるなら私は公言すべき派です。
実際に私は公言して合格できましたし、公言してなかったら会計士から撤退する道も選んでいたかもしれません。
公言して勉強開始後2年目で論文式試験に落ちた時は、周りからは「早くやめて働きなよ」とか「無理なんじゃない?」とかいろんな声があり悔しい思いもしました。
でも、「何くそ!」という思いで、もう1年頑張って、合格することができました。
公言したことによって撤退して恥ずかしい思いをしたくない、期待に応えたい、という気持ちが強かったので、踏ん張ることができました。
また、周りから応援してもらったり勇気をもらったから合格できた部分もあると思ってますので、公言しなきゃよかったとは全く思ってません。
合格しなかったら恥ずかしい・・・こんな思いがあるうちはまだ本気じゃないと思うので、むしろ専門学校に通うお金がもったいないのでそんな人は目指すべきじゃないです。
思考を切り替えて、絶対合格すると思うのなら今すぐにでも宣言して本気度を周りに伝え、有言実行の人間になってやりましょう!周りからの皆さんを見る目は格段に変わることでしょう。
公認会計士YouTuberくろいより