公認会計士くろいの会計ブログ

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アウトプットを誤解している人たち

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みなさん、こんにちは。

編集

公認会計士YouTuberくろいです。

 

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⬇️今回お答えするご質問はこちら

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目次

 

質問者さんの勉強ルーティーンいいですね!

 

それを実践できれば理想的だと思います。

もう少し言えば、早朝起きて計算問題解いて、通学などは理論インプットなどするなんかもいいですね。

 

1.勉強で大切なこと

勉強はインプット、アウトプットと二種類に大きく分類することができますが、個人的にはアウトプットが一番重要だと思っています。

 

もちろんインプットしなければアウトプットできないので、インプットも大事なのですが、

 

受験時代に思ったのが、アウトプットを避けてる人が多いなという印象でした。

 

特に答練を受けない人が多かったです。

 

自習で問題集は解くのですが、採点される答練は受けない人が多い。

 

しかし、私が知ってる限りではそんな人たちはもちろん会計士試験に合格していません。

脱落するか合格できていませんでした。

 

おそらくこういう人たちは採点されて自分の点数が低かったら恥ずかしい・・・という心理があるのではないかと思っています。

 

勉強はしているんだけど、答練の点数が低かったらどうしよう・・・?自分の実力が足りないのを自覚したくない・・・!恥ずかしい・・・!

 

気持ちはわかりますが、それだと合格から遠ざかっていることを覚えておいてください。

 

「答練でのアウトプット」を重ねることが一番の合格方法です。

 

どんなに点数が低くても恥ずかしい思いをしようが勉強を続けることが重要です。

 

私も最初の1年なんかは20点〜30点なんかざらに取っていました。ひどい時は一桁の時もありました。

 

それでもやり続けていれば次第に掲示板にたまに上位成績者として掲載されるくらいの実力をつけることができ、最終的には合格することができました。

 

それも答練を受け続けたからです。

 

以下では、答練がなぜ重要なのかを解説しようと思います。

 

2.アウトプットを勘違いしている人が多い

 

ꉂꉂ ( ˆᴗˆ  )自習で問題集解いてるからちゃんとアウトプットしてるよね!

ꉂꉂ ( ˆᴗˆ  )あとで答練を受ければいいよね!

 

こんなふうに思っている人多いのではないでしょうか?

 

自習で問題集を解いてることをアウトプットと思っている人がいると思いますが、それは大きな間違いです。

 

問題集を解くことはインプットのうちです。

 

問題集を解くという行為はテキストで覚えたものの理解が正しいかどうかを確認するための作業なのですから。

 

正しいアウトプットとは、

「決められた時間内に、決められた環境で、最大限の成果を出す」

ことです。

 

本番の試験には時間制限があり、ゆっくり問題を解く暇などなく、問題を見て瞬時に判断し、解答用紙を埋めていく必要があります。

 

そして本番の試験会場は水を飲むことは許されていますが、水を飲んでいる時間すら惜しいことでしょう。

 

このような条件下を再現する必要があります。

 

自習室で問題集や答練を解いてる時はどうでしょう?その条件を再現できていますか?

 

・時間を気にせずゆっくり解いている

・時間を測っていない

・コーヒーやおやつを食べながら問題を解いている

・音楽聴きながら問題を解いてる

 

などなど自由にやっていませんか?

 

それをやった時点で、その作業はインプットになっていると思ってください。

 

 

アウトプットは集中力を高める訓練でもあります。

集中力は訓練しないとつかないので答練の1時間はスイッチを入れて集中するというクセをつけることが重要です。

 

また、答練をパッと開けて問題を眺めて、どの問題が点数取れそうか?どれが捨てる問題か?を判断する訓練も必要です。

 

難しい問題にばかり時間を使い、簡単に点数を稼げるところを落としてしまっては合格できません。

 

その判断はすぐにできるものではなく、どうしても上から順番に解きがちだったり、解けない問題にずっと粘ったりしがちです。

 

捨てる問題と思えば瞬時に捨て、次の点数を取りに行くというクセを毎回の答練で訓練する必要があり、それを瞬時に判断する訓練が必要です。

 

さらに、本番の試験会場のようなみんなが問題を解いている中で自分も解くということが重要です。

 

独特の緊張感の中で問題を解くというのは自習で味わえないことです。

 

そして席の近くにはいろんな人がいます。

 

・電卓がすごくうるさい人

・鼻をすする音が大きい人

・ページめくりが激しい人

 

本番の試験会場にもいるかもしれません。こんな人たちがいても集中力をかき乱されない訓練をする必要があります。

 

答練を受けていない人はこのような訓練ができてないということを覚えておいてください。

 

3.予備校にいけない方や通信制の方

 

仕事の都合や距離的な制約で予備校に行けない方は通信制の方は、上記のような予備校で答練を受けることができないと思います。

 

その際は答練を解くときは以下のことに注意してもらえたらと思います。

・時間内に解く

 →ストップウォッチで必ず時間を計りましょう。

 →時間過ぎたら絶対とかない。答案はそのまま出しましょう。

 (それで点数よくて喜んでも意味がないです)

 

・飲食はしない

 →500mlペットボトルは持ち込みが許されてますが、ほぼ飲む余裕はないです。

 

・リラックスしない

 →音楽を聴くなど持ってのほか

 →緊張感持って集中する

 

上記3つのことに気をつければ予備校で答練を受けなくても同じような環境下でアウトプットすることができると思います。

 

そして、たまにカフェなどガヤガヤしたところで答練をしてみるのも周りの騒音に集中力を乱されない訓練として有効だと思います。

 

4.まとめ

 

以上、アウトプットの大切さについてお話ししましたが、この辺は誤解されてる方が非常に多い印象です。

 

つまり、答練を解かずに自習でなんとなく問題集を解いたり、リラックスした環境で答練を解いてる人がいますが、それでアウトプットした気になっている人です。

 

それでいきなり直前の模試を受けていい点数を取れるはずがありません。

模試の点数が低くてテンション下がって辞めていく人は何人もいます。

 

やはり日頃から訓練が必要だと思うので、低い点数取ったら恥ずかしいという気持ちは捨てて、いつか成果が出ると信じて恥を忍んでひたすら訓練を続けていくことが合格する勉強方法だと思います。

 

 

 

公認会計士YouTuberくろいより