公認会計士くろいの会計ブログ

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経理部あるある〜経理部はこんな奴ばっかり〜


経理部あるある 〜 経理部はこんな奴ばっかり 〜

▲動画でも話しているので、文章を読むのが面倒な方はこちらから▲

 

動画は多くの反響がありました!

 

 

 

こんにちは、公認会計士YouTuberのくろい(@kuroi_CPA)です。

 

経理プラスさんの企画「全国の経理が繋がるキャンペーン」で #経理にしか伝わらないあるある Twitterで話題になりましたよね。

 

 

私も本業は上場企業の経理部で働いているので、かなり共感しながら読んでいたのですが… 

 

相互フォローのえぬさんのツイートがめちゃくちゃ面白かった!

なので、今回の記事ではえぬさんのツイートをパクってお送りします。

 

  • 経理ってこんなことあるよねー。
  • 経理部ってこんな感じなんだー。

 

そんな経理部に共感できるあるあるを紹介していきます。動画では割愛した部分もいくつか盛り込んでいますので、YouTubeをご覧になった方も新たな発見ができる内容になっているかなと思います。

 

本記事の内容

 

 

ちょっとクスッとくる経理部あるある3選

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経理部あるあるの中でも特に共感できて、思わずクスッとしてしまったのがこの3つのツイート。

 

  • 話しかけるなオーラを放っている
  • 精算表がほぼ固まった状態で修正仕訳が発生するとベテラン一般職がキレる
  • ベテラン一般職に嫌われたら経理生命が終わる

 

このあたりを詳しくお話しします。

 

話しかけるなオーラを放っている

 

経理部って決算中なんかはとにかく忙しいんですよ。決算発表日に向けてダーッと集中して作業していかなきゃいけない。だから、実際に話しかけられると邪魔だったりするんですね。特に決算中にミーティングとか入れてくるやつは本当に嫌いです。

 

あえてなのか、自然体なのか 

そんな感じで経理部員の話しかけるなオーラはめっちゃ理解できます。単にオーラと言っても、2パターンに分かれると思うんですね。

 

  • 集中しているから「あえて」話しかけるなオーラを出している
  • 自然体で生まれ持った負のオーラが漏れ出している

 

はい、後者が私のことです。

 

精算表がほぼ固まった状態で修正仕訳が発生するとベテラン一般職がキレる

 

どの会社にも1人はいると思うんですけど、経理部には何十年も居座る一般職の方が事務を行なっていることが多いです。経理部の「ヌシ」というか、悪く言えば「お局」、もっと口を悪くいうと老害みたいな。この人のご機嫌を損なうとギャーギャーうるさいので気を付けないといけません。理由はよくわからないけど、キレやすいので。

 

「ここ間違えてました!数字変わりまーっす!

 

よくあるなーと思うのが、決算で数字が固まってきた時の修正仕訳。確かにイラッとするんですが、ベテラン一般職の職務領域に影響する場合はより気を配る必要があります。

 

「なんでこんなことになったのー!?私聞いてないんだけど!!私直さないからね!!」

 

とまあ、伝え方を誤ると機嫌を損ねてしまいます。なので、みんなに言う前の根回しが重要だったりするんですね。

 

「こういう背景があり、数字に変更があります。あなたのところに影響するので、申し訳ありませんが、この部分について修正していただけると助かります。」

 

正直めんどくさいんですけど、誠実な対応を心がけましょう。

ベテラン一般職に嫌われたら経理生命が終わる

 

「なんでベテラン一般職のご機嫌を伺わなきゃいけないの?別に嫌われてもよくね?」

 

最近の若い人とかは根回しとか嫌いじゃないですか?そういう人はすぐに考えを改めたほうがいいです。

 

ベテラン一般職は経理部に何十年もいます。だから、その人しか知らないこともあったりするんです。例えば、監査法人や役員にこんな感じで質問されたとします。

 

「そもそもこの会計処理って、なんでこういうことに決まったの?」

 

答えを知っているのは、ベテラン一般職なんですね。仲が悪いと教えてもらえません。その結果、質問に答えられず業務が行き詰まってしまいます。いやー、怖いですね…

 

コミュ力が求められる経理部員

 

つまり、経理部は意外にコミュニケーション能力が求められるわけです。小さなコミュニティでの立ち振る舞いとか、ベテラン一般職との距離感の保ち方とか。まあ、ベテラン一般職がいないと業務が回らない会社もどうかと思いますけどね。

 

そのほかにクスッとしたツイート

動画では紹介しきれなかった、えぬさんのツイート集です。過激なものもあるので、注意して見てください。

 

 

 

 

経理部のよくないところあるある3選

ここからは、経理部のよくないところを面白おかしくまとめた秀逸なツイートを3つ紹介します。私の心を打った、気づきを与えてくれるツイートはこちら。

 

  • 難しいことを難しく言う
  • パワポが苦手でプレゼンが下手
  • 言われたことをやるのは得意だけど、考えることは苦手

 

詳しく説明していきます。

難しいことを難しく言う

 

経理と話したことありますか?あいつら何を言ってるかわからないでしょ。

 

経理って専門職なのもあって、全てを難しく言う能力に長けているんですね。経理部には専門用語が飛び交っているので、そのテンションで経理部以外の人に使ってしまうと何のこっちゃ伝わらない。

 

例えば、「仕訳」も専門用語です。簿記3級レベルの知識なので、普通に使ってしまいがちですが、経理部から一歩外に出てしまうと全く伝わらないので注意が必要です。

 

簡単なことも難しく答えてしまう

Q.契約獲得数は増えてるのに売り上げが減ってるのはなぜ?

 

A.あーそれはですね、IFRS15が適用されてですね、いままで売上一括計上だったものがステップ5という考え方が導入されてですね、ステップ5で契約期間に応じて収益が按分計上されるという考えが導入され、前受収益も計上されてですね、売上が按分計上されているんです。さらにはIFRS15が導入されたことによって本人代理人の考え方も明確化されて、今まで総額表示されていた売上高と売上原価ですが、これが純額で表示されることになり…

 

何を喋ってるんですかね、いよいよ喋ってる側もよくわからなくなってきました…

 

パワポが苦手でプレゼンが下手

 

経理部って基本的に喋らないんですよ。テレワークでもないのに、ほぼほぼ人と会話せずに仕事終えるなんてことザラにあります。

 

そんな状況で、役員に決算報告をプレゼンしなきゃいけないとなるともう大変なわけです。頻度もあんまり多くなくて、上場企業だと四半期に一回くらいのペースなので経験も積みづらい。

 

その結果、資料を見ながらボソボソ喋るようなプレゼンになりがちです。それに加えて、難しく喋っちゃうので聞き手を置いてけぼりにしてしまいます。

 

パワポも下手

 

プレゼンが下手でも資料が綺麗なら伝わるはずなんですよ。なのに、パワポも下手。救いようがないですね…

 

だいたい経理部のパワポは色使いがイマイチで、目がチカチカするようなものばかりです。逆に会計士のパワポはワードかっていうくらい文字ばっかりになりがちです。知識量が多いから詰め込みたがるんでしょうね。

 

本当に伝えたいことをピックアップしたり、余計な部分を削る工夫が必要です。

 

言われたことをやるのは得意だけど、考えることは苦手

 

決められた業務に対して的確に処理し、納期は絶対守る。これが経理部の信念です。

 

いわゆる平常業務が多いんですね。毎月、毎四半期、毎年、同じ業務フローを繰り返します。だから、確実に業務をこなすことに関しては非常に高い能力を発揮します。例えるなら、電車のようです。レールがあればそれ通り進むし、駅の到着時刻も間違えることはありません。

 

でも実はレールがないところを走るのが苦手なんですよ。どこを走っていいのかわからない。

 

例えば、会計基準が変わるとか、イレギュラーな取引が発生したとか。どう会計処理していいのかわからなくなっちゃうんですね。いわゆる1を10にするのは得意でも、0から1を生み出すことが苦手な職種だったりするんです。

 

多くの人が前任者が使っていたエクセルをそのまま使用すると思うんですけど、ない場合はパニックになりますからね…

 

経理部のよくないところを克服した人材が重宝される話 

現職が経理の方、よくないことあるあるはいくつ当てはまりましたか?

 

確かに!と共感する反面、気をつけなきゃいけないな…と自戒する部分もありますよね。これらを克服している経理マンが重宝されているのも事実です。

 

それでは、経理のよくないことあるあるの3つはどうやったら克服できるのでしょうか。例えば、こんな方法があります。

 

難しいことを難しく言う

  • 経理部から一歩外に出てみる。自分の業務を外部の人に説明してみる。

パワポが苦手でプレゼンが下手

  • 場数を多く踏む。役員報告などのプレゼン機会に手を挙げる。 

言われたことをやるのは得意だけど、考えることは苦手

  • 同じエクセルを使うのではなく、白紙のエクセルからワークファイルを作ってみる。その業務を真に理解していないとできない。

 

毎日同じ業務で飽きた、やりがいがないなんてボヤいている人は、経理部あるあるの中に留まっているからに過ぎません。

 

敷かれたレールの上だけを走っているから退屈に感じるのです。レールがないところでうまく走れるように自分を高めましょう。私も昔は今みたいに喋れなかったし、パワポ作成も苦手でした。何事も練習と場数が大切ですよ。

 

なかなか経理部員でできる人は少ないので、克服できると一歩先の付加価値ある人材になれます。

 

 

今回の記事はこのくらいで。

 

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公認会計士YouTuberくろいより