公認会計士くろいの会計ブログ

当ブログでは「会計士受験生や大学受験生の悩み解決」「質問箱に対する回答」「難しい会計論点を解説」を中心に記事を書きます。

予備校選びのポイントは?

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みなさん、こんにちは。

編集

公認会計士YouTuberくろいです。

 

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⬇️今回お答えするご質問はこちら

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※似た質問なので同時にお答えします。

 

目次

 

1.予備校選びは慎重に

公認会計士試験を合格するためには予備校に通うことは必須です。

 

上記2名の質問者さんのように予備校選びで迷われている人はたくさんいらっしゃると思います。

 

公認会計士講座は結構な値段を支払うので慎重に決める必要があります。

 

上記質問のポイントは

 

①「専門学校はWebの通信がいいのか、生講義を聞く通学がいいのか・・・?」

②「大学(会社)の近くがいいのか、家の近くがいいのか・・・?」

③「どの予備校がいいのか・・・?」

 

結論から言うと

①通信よりも通学

②家の近くで通勤経路上の予備校

③大手予備校(大原、TAC)

 

順を追って、それぞれ理由を説明したいと思います。

 

2.通信と通学のメリットデメリット

 

 

通信と通学のそれぞれのメリットデメリットを比較してみましょう。

 

【通信講座】

メリット

・学習時間が自由(いつでもどこでも講義を聞ける)

・通学のための移動時間がない

デメリット

・受験仲間ができない(一人との戦い)

・モチベーションの維持が困難

 

【通学講座】

メリット

・受験仲間ができやすい

・臨場感のあるライブ講義で集中しやすい

デメリット

・通学に移動時間がかかる

・ライブ講義の時間は決められている

 

 

私個人的には通学をオススメします。

理由はモチベーションの観点からです。

 

公認会計士試験はモチベーションとの戦いです。

サボろうと思えばいつでもサボれてしまうので、自分を強く持つ必要があります。

 

人によるかもしれませんが、通信は自分に強い人じゃないとすぐに講義を見なくなってしまうので、挫折する人が多いような印象です。

 

なんとなくの気持ちで公認会計士試験に挑戦しようかなと思って通信で学習する人のほとんどは途中で諦めてしまうでしょう。(なんとなく受ける人が多いので挫折する人が多いのですが・・・)

 

通学であれば、予備校にさえ足を運べば講義を聞くしかないですから、強制的に講義を聞く時間を作れてしまいます。通信だといつでも再生停止ボタンを押せば講義を聞かなくても良いですから。。

 

あと、受験仲間はいた方が良いです。

情報交換や試験の感想を言い合うなど共通の話題で話せる友人は非常に受験生活の心の支えになります。

 

このメリットが一番大きいと考えています。

受験生活は過酷なので挫けそうになったり、モチベーションが下がる時もあると思いますが、そんな時に受験仲間と話すだけでも気分が晴れます。

 

毎回教室で受けていればあの人毎回いるな、っていうのがお互いわかると思うので機会があればなんとなく話しかけてみればいろいろ話も弾むと思います。

 

これは通信ではできないことなので。最近ではTwitterなどでオフ会などもできるでしょうが、やはり目に見えない人と会うよりリアルでなんとなく毎回会う人の方が打ち解けやすさも変わってくるのかなと思います。

 

3.家の近くで通勤経路上の予備校

 

大学や会社の近くの予備校にするか家の近くの予備校にするかだと、家の近くの予備校をオススメします。

 

大学や会社が家から遠い場合、大学や会社がない日にわざわざそこまでいくのがめんどくさくなってしまうからです。

 

さらに言えば、通勤通学経路にある予備校がいいですね。

 

例えば、

家→予備校→大学(会社)

のような感じです。

 

これが

予備校←家→大学(会社)

だと平日わざわざ家を通り越して予備校に行くことになり、大学や仕事で疲れてクタクタだった場合、電車に乗っていて家の最寄り駅が近づくとどうしても降りたくなってしまうと思います(笑)

 

4.大手の予備校に行こう

 

大手の予備校に行っておけば間違いはありません。

 

なぜなら、受講生の数が圧倒的に違うからです。

 

中堅だとライブ講義に行っても数人しかいないですし、模試や答練などを受けても人が少ないので自分がどの位置にいるのかわかりづらいこともあります。

 

さらに、公認会計士試験は相対評価なのでみんなが解ける問題は確実に解く必要がありますので、大手予備校の人たちが押さえている論点を知っておかないと致命傷になります。

 

大手予備校の人たちは重点的に押さえていた論点だったけど中堅予備校では軽く触れただけ・・とかになると大手予備校に通ってる人たちの方が人数が多いですから、その論点の問題を解けないと合格可能性が下がってしまいます。

 

大手で大原かTACかの違いはあるかと思いますが、正直どちらでも良いと思います。

そこまでの違いはありませんし、突出した人気講師などもいないと思いますので。

 

5.まとめ(優先順位)

色々と私の考えを述べてきましたが、それぞれの要素を考慮しながら予備校選びを決めていただければなと思います。

 

要素別の優先順位で言うと

 

「家の近く」<「通学」<「大手予備校」

 

この順番で検討すれば良いです。

まずは通学できる大手予備校を探しましょう。

 

多少遠くて移動時間がかかってもそっちを優先させた方がモチベーション維持のためには良いのかなと思います。

 

1時間以内くらいで通えるなら通った方がいいし、移動時間もテキスト読むなど勉強はできます。それ以上かかるとちょっと時間がもったいない気もしますし、何より行くのがめんどくさくなりそうなので、Web受講の選択肢もアリかなと思います。

 

色々と述べましたが要するに

 

「いかに自分を強制的に勉強させる環境におくか」

 

この環境を作り出すことが一番大切なわけです。

 

日常で「勉強しよう」と思わせるハードルを少しでも下げてやる必要があります。

 

予備校選びはそれを一番重視すべきです。

 

人間そんなに自分に強い人はいないと思ってますので、みな自分に甘い人間が多いと思います。

 

気持ちが弱った時でも勉強できるようにする必要があり、ちょっとでも楽な方向に走ってしまうと挫折する可能性が高まります。

 

よって、上述の私が優先順位としてあげたのは強制的に勉強を作り出す環境選びに基づいた優先順位です。

 

いかにモチベーションを維持するか、挫折する確率を減らすか、が受験をする上で重要なポイントなのでその観点から、2年〜3年は付き合うことになる自分のパートナーである予備校は慎重に選んでいきましょう。

 

 

公認会計士YouTuberくろいより