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公認会計士YouTuberくろいです。
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目次
1.簿記2級を取るために予備校に通う必要があるか?
以前こちらの記事でも書いたことあるのですが、簿記2級を取得する目的で予備校に通う必要は全くないと思います。
【質問回答】アフィリエイターに注意!簿記1級2級のために専門学校へ通う必要があるのか? - 公認会計士くろいの会計ブログ
確かに予備校に行けばカリキュラムも組んでくれるし、テキストや問題集も全部揃えてくれて、わかりやすい講義も受けることができますが、いかんせん値段が高いです。
簿記2級であれば本屋で参考書と問題集を購入すれば独学でも取得することが可能です。
ネットで簿記2級の勉強の仕方など検索すると大体予備校の講座に誘導されると思いますが、あれはアフィリエイト目的なので信用しないようにしましょう。
ただし、簿記2級と言っても結構難しいです。
独学でやってみてどうしても合格できず、資格がどうしても必要な場合は、予備校に通うという選択肢もアリだと思います。
お金に余裕があればいいですが、いきなり予備校に通うのはちょっともったいない気もするのでまずは独学で始めてみましょう。
2.簿記2級を取得してから公認会計士の勉強を始めた方が良いか?
そんなことはないです。
公認会計士試験講座は、初学者から学べるような講座になってることが多いと思いますので、公認会計士試験の勉強を始めれば自然と簿記2級を合格する実力はついていきます。
なので、オススメは公認会計士試験の勉強を進めながら途中で実力試しで簿記2級の試験を受けることです。
たぶん余裕なはずです。
だから、上述のように公認会計士を目指す予定であれば、簿記2級専門の講座を予備校に通って習う必要はないんです。
どうせ公認会計士試験講座で習うんですから、ダブって料金を払うことになっちゃいます。
3.公認会計士の勉強を始める前に簿記2級の資格を得るデメリット
私は簿記2級を取得してから公認会計士の勉強を始めましたが、確かに会計士講座の最初の頃は簿記2級で習ったやつだ!というものがたくさんあって、先生が言ってる内容もすぐ理解できるし、少しアドバンテージみたいなものは感じました。
しかし、このアドバンテージって逆によくなかったりします。
そう、ちょっと会計士試験をなめてかかってしまうんです。
習ったことあるやつなので、「なんだ、簡単じゃん」って思ってしまうんです。
そして、習ったことあるやつなので講義を聞くモチベーションも下がってしまうんです。
まぁ、数回講義受けると一気に簿記2級の範囲から抜け出してめちゃくちゃ難しくなるんですけどね(笑)
やっぱり勉強始めた最初の頃って大事だと思うので、最初はモチベーション高く保った方が良いです。
ええ、そう。これは私の実体験です(笑)
会計士試験の勉強始めたこと、聞いたことあるものばかりだったので、舐めてかかってそんなに勉強しなかったんですが、気づくとめちゃくちゃ難しくなってて、あわてて勉強して追いついた苦い経験があります。
会計士試験を始める前に簿記3級くらいを持っておくことはオススメします。
そもそも会計ってなんだろうみたいな触りの部分を勉強するには持ってこいだと思うので簿記3級は良いと思います。
あまりに会計に興味が持てそうにない!ということであれば、会計士資格は必要ないと思うので。
4.まとめ
会計士試験の勉強を始めるのに年齢も職歴も資格も関係ありません。
勉強を始めることは誰でも手軽に始めることができますので、簿記2級の資格を持ってなきゃいけないということはなく、むしろ上述のようなデメリットさえあります。
会計士試験は、医者・弁護士の試験と並ぶめちゃくちゃ難しい試験には変わりないので、「気軽に」とは口が避けても言えませんが、会計士になろうと思うなら特段事前の用意がなくても始められますので、最寄りの予備校で相談してみると良いと思います。
公認会計士YouTuberくろいより