公認会計士くろいの会計ブログ

当ブログでは「会計士受験生や大学受験生の悩み解決」「質問箱に対する回答」「難しい会計論点を解説」を中心に記事を書きます。

「超有名企業VS公認会計士」就職するならどっち?

みなさん、こんにちは。

公認会計士YouTuberくろいです。

  

⬇️今回お答えするご質問はこちら

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目次

 

1.質問への回答

私が公認会計士を目指し始めたのは、大学の卒業間際で、本格的に勉強始めたのは大学院からです。

 

特段やりたいこともなかったし、いい大学に通ってるわけでもないし、このまま社会に出ても負け組になることが見えていたので、逆転を狙うため公認会計士を目指しました。

 

なぜ私が会計士を目指すようになったかを下記のYouTube動画でもお話ししているので、よければ参考にしてください。

youtu.be

 

 

2.新卒カード VS 公認会計士

 

どちらが強いかというと一概には言えないと思います。

 

もし早稲田慶應以上のような学歴としても良い大学に通われている場合は、新卒カードを使った方が良い企業に就職できる可能性が高いので、新卒カードを使って就活する方が良いと個人的に思います。

 

逆にそうじゃない場合、そしてこれといった特技もない場合は、新卒カードを使っても超有名企業に入れる可能性はグッと低くなり、それなりの企業に就職することになるでしょう。

 

特に人生の目標もなく、それなりの企業に就職すれば、それなりの人生しか送ることができません。

 

私はそんな人生を送るくらいなら新卒カードなんか無駄だと思ったので、公認会計士の資格を手に入れてから社会に出たいと思いました。

 

3.超有名企業  VS 公認会計士

3−1.超有名企業の魅力

これもなかなか一概には言えないのですが、安定性で言えば超有名企業に勤める方が良いのではと思います。

 

超有名企業に入れば、

・高い年収

・充実した福利厚生

・将来安泰な退職金制度

・高い社会的地位

 

などなど生活に困ることはまずないでしょう。

 

「今の時代は大企業ですら安泰じゃない!大企業にあぐらかいてる方がやばい!」なんていう声をインターネットやSNSを見ると流れてきますが、確かにその通りなんですけれども、大企業に入ることに越したことがないのは事実です。

 

それなりの企業だろうが大企業だろうが、その会社の中でぬくぬく何も目標がなくただボーッと生きていることが問題なだけであって、大企業だからもし潰れた時に何も使い物にならない!とかはないと思います。

 

むしろ大企業で働いていたというブランドは転職の際にも役立つでしょう。

あとは個人のスキルしだい。

 

「大企業に行かない方がいい!終身雇用は崩壊した!」という声の半分くらいはベンチャー企業に人材が欲しいだけの転職エージェントの売り文句なので騙されないようにしましょう。

 

超有名企業ではいまだに終身雇用は残ってますし、会社に忠誠を誓って懸命に働けば会社が一生面倒を見てくれます。

 

3−2.公認会計士の魅力

一方、公認会計士はどうでしょう?

 

・超有名企業に劣らぬ高い年収

・高い社会的地位

 

を得ることはできますが、おそらく最初に就職するであろう監査法人は、

 

福利厚生はそんなに良くない&退職金も雀の涙

 

となっており、そこで一生働いたとしても一生安泰とはなりません。

 

ですが、唯一超有名企業に勝てるとしたら精神的自由を手に入れられることです。

 

先ほど私は、

超有名企業ではいまだに終身雇用は残ってますし、会社に忠誠を誓って懸命に働けば会社が一生面倒を見てくれます。

と申し上げましたが、「会社に忠誠を誓って懸命に働けば」というところがポイントです。

 

中には理不尽な要求や嫌な思いをすることが会社員だと多々あると思います。

特に老舗の企業だと古い体質の文化がいまだに残っていることが多いと思うので、無駄に思えることが多々あり、ウンザリするかもしれません。

 

しかし、それでも耐えて会社に尽くさないといけません。定年まで働くために我慢する必要があります。いわば、会社にしがみついて耐える必要があるのです。

 

公認会計士ならそんなことがないかと言えば、そうではありません。監査法人にも多々あります。というか結構あります(笑)

 

ただ、公認会計士という超難関国家資格を持っているため、転職は自由です。

会計のプロという目に見えるスキルがあるので、転職は普通の人よりも圧倒的にしやすいです。食いっぱぐれることはまずないでしょう。

 

つまり、一つの会社にしがみつく必要がありません。

 

理不尽な要求や嫌な思いをしたとしても「どうせ転職するしいいや」くらいに思えて、どうしても我慢ならなかったら本当に転職してしまえば良いだけの話です。

 

耐える必要はないんです。

 

その辺の話もこちらのYouTube動画で話してますので、よければご参考ください。

youtu.be

 

4.終わりに

私は新卒カードを捨てて公認会計士の資格を目指したことに何の後悔もありません。

 

むしろ正しい選択だったと思います。

 

あのまま中途半端な学歴で何も取り柄もない中、新卒で就職活動していたらきっと、中の下くらいの人生しか送れていなかったでしょう。

 

また新卒で超有名企業に入れなかったとしても公認会計士をとって、監査法人から転職して超有名企業に入っている人もたくさんいらっしゃいます。

 

私も一生安泰とまでは言えないまでも、当時新卒カードを使っても入ることができなかったであろう有名企業に入ることができています。

 

自分の今置かれている状況を冷静に分析しながら何が一番最適な選択かというのを見極めていっていただければなと思っています。

 

 

公認会計士YouTuberくろい