公認会計士くろいの会計ブログ

当ブログでは「会計士受験生や大学受験生の悩み解決」「質問箱に対する回答」「難しい会計論点を解説」を中心に記事を書きます。

成功するコンサルタント/経営企画の特徴

みなさん、こんにちは。

公認会計士YouTuberくろいです。

  

⬇️今回お答えするご質問はこちら

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目次

 

1.質問への回答

コンサル内容や経営企画の業務内容によっては、資格なんかいらない場合がほとんどです。

 

しかし、「会計のプロ」としてコンサルや経営企画の業務に携わるとした場合、公認会計士の資格は最も信用力と実質的な力は高いと思います。

 

例えば、IFRS導入コンサルだったり、会計処理に関するコンサルであれば、公認会計士の資格があれば信用力は絶大だし、業務との親和性は高いと思います。

 

USCPAでも大丈夫だと思います。ただ知識量などは公認会計士の方が圧倒的に上だと思うので、USCPAをとってから色々知識を吸収していかないと実質を伴わないと思います。

 

ACCA・・・あんまり聞かない資格名ですね。持ってる人あまり聞いた事ないし、知名度が低いと思いますので、信用力はそこまで高くはないのかなというのが個人的な心象です。

実質的な知識はちょっと私は詳しくないのでどうかわかりませんが。。

 

2.知識だけでコンサルができるか?

これはもちろん不可です。

 

いくら豊富な知識を持っていようともそれを伝えることができなければ意味がないからです。

 

コンサルタントは知識を商品として、それを相手に売るのが商売です。

その商品が相手に届かなければ意味がないのです。

 

豊富な知識を持っているけど伝えることができない人はいわば、営業する社員が不在でモノが売れず在庫を抱えたままになってる会社と同じことなのです。

 

監査法人にいた頃にこのような方はたくさんいらっしゃいました。

その方々はめちゃくちゃ会計基準のことは詳しいのですが、その人に説明してもらっても私がギリギリ何となくわかるくらいです。

 

それをそのままクライアントの方に説明するため、クライアントの方々は今にも寝そうな感じでした。

 

そのためそういった方々はクライアントから嫌われます。

 

このような方々は知識を売るための武器が必要なのです。

 

3.知識を売るためにオススメのスキル

 

コンサルや経営企画にいらっしゃる方々にオススメしたいのは

 

パワーポイントで資料を作成するスキル

 

です

 

なぜかというと、いくら口頭で巧みに説明しようとも専門的な話になるとどうしても頭が追いつかなくなることが多いからです。

 

頭がいい人なら理解してくれるでしょうが、そんな人はなかなかいないでしょう。

 

 

ずーと口頭で話されても相手は頭の中で自分でイメージ図を作らなければならず、ちょっとでもわかりにく説明だとイメージ図が頭の中でできません。何よりこれは相手を疲れさせます。

 

いわゆる空中戦の議論です。

 

そして、全ての相手が同じイメージ図を描いているかというとそうではなく、説明の仕方によっては聞いてる相手全員がバラバラのイメージ図を描いていたりします。

 

それを防止し、自分と相手に共通のイメージ図で話すには、パワーポイントで図を描いて自分が話していることを可視化して説明することが最も効率的です。

 

さらには、いくら口下手であろうとも資料さえ分かり易ければ、自分が喋ってる間、クライアントがパワーポイントを読んでれば何となく相手に伝わることが可能だからです。

 

プレゼンスキルを上げるには時間がかかりますが、パワーポイントは人の資料の真似をしながら作ればある程度即効性はあります。

 

コンサルタントにはパワーポイントでわかりやすい資料をサッと作れる能力は必須ですし、経営企画の方々も役員や他部署に対して「このようなことをしたい」と提案する時にはパワーポイントで説明するスキルは必須と思います。

 

4.私のコンサル時代

私も昔、会計コンサルタントとしてIFRS導入コンサルなどをやっておりましたが、

 

何百枚とパワーポイントを作ってきました。

 

そのため、今ではこういうことを喋ろうかなーと考えた時には、頭の中にパワーポイントでこういう図を書こうというのがイメージでき、すぐに資料を作成できます。

 

 

私がコンサルタントの業務を始めて、最初の頃は、話すのが下手でなかなか相手に伝わらないことに悩んでいました。

 

そこで私が思いついたのは、話すのが下手なら資料をわかりやすくすれば相手に伝えようということです。

 

なので、私はパワーポイントがうまい人の資料をかたっぱしから研究したり、相談したりしてパワーポイントのスキルを磨いていきました。

 

そうすることで、うまく話せなかったなー、と思っても何とか相手は理解してくれているので、ある程度業務をこなすことができるようになりました。

 

そして、資料が良いと起承転結がちゃんとしてるので、話しやすいということもあります。

 

相手に伝わりだすと、自信もついていくので、話すスキルも磨かれていきます。

 

このようにして、私はコンサルタントとしてのスキルを磨いていきました。

 

5.終わりに

成功する会計士の特徴として、会計+アルファのスキルを持つことが重要と私は思っています。

 

YouTubeの動画でもそのことについて熱く語ってますので、よろしければこちらもご覧ください。

youtu.be

 

公認会計士の試験を通っただけでは、机上の知識を得ただけにすぎません。

 

実務を経験しながらその知識を活きる知識に変換し、そしてそれを商品として販売できるようになって一人前の会計士コンサルタントとなれると思っています。

 

是非ともプラスアルファのスキルでみなさんの知識を魅了的な商品に変えてもらえたらと思っています。

 

公認会計士YouTuberくろいより